セメント部会の紹介
組織の概要
組織概要
- JEC連合セメント部会は、JEC連合(日本化学エネルギー産業労働組合連合会)を構成する6業種別部会の1業種部会組織となっています。そして、JEC連合本部のサポートを受けながら、「労働条件の維持・改善」、「雇用の維持・確保」、「産業政策活動の具体的かつ更なる推進」、「ジェンダー平等の推進」などに取り組んでいます。
- また、セメント部会として、連合内の大産業別部門組織である「建設・資材・林産部門連絡会」に参加し、産業政策の充実に向けて取り組んでいます。
組織実態・対象
- セメント部会は、現在24単組が部会登録し、約2,900人を結集するセメント産業で働く人たちの業種別部会組織です。
- セメント産業関連の労働組合は、連合内においてもいくつかの産別に分かれている実態にあります。しかし、JEC連合セメント部会はわが国におけるセメント産業労組最大の結集体であり、未加盟組織の労働者の賃金・一時金をはじめとする主要な労働諸条件を決める上で大きな影響力を与えています。
- 組織対象は主として、セメント製造業、生コンクリート製造業、コンクリート製品製造業、石灰石鉱業など、セメントとその関連産業に所属する労働組合です。また、セメント産業各社の経営多角化などが進行している中で、資本系列にあるセメント関連以外の労働組合についても、その対象としています。
決議機関と主な会議
決議機関=単組代表者会議
部会の最高決議機関との位置付で年3回(9・1・6月)開催しており、構成は部会役員と単組代表者からなっています。なお、6月開催の単組代表者会議では、「新年度の活動方針の立案」や「部会役員の選出」、1月開催時には「春闘における部会方針」などについて審議・決定しています。
執行機関=執行委員会
単組代表者会議の決議事項に基づいて日常業務を執行するため、随時(年6回程度)開催しています。
(1)役員
セメント部会役員は、執行委員長1名、副執行委員長1名、書記長1名、副書記長1名、執行委員1名の計5名体制が基本となっています。
(2)役員の任期と選出方法
任期は1年とし、6月開催の単組代表者会議で選出しています。
(3)日常の執行業務
日常の執行業務は「組織」「製造」「原料・生コン」「製品」「雇用・合理化」「情報」「賃金」「福祉」「ジェンダー平等」「総務」「会計・財務」等に職掌を分け、各役員が分担して遂行しています。
2024年度運動方針の基調
労働条件の維持・改善、雇用の維持・確保
(1)生命と健康の確保
「安全なくして労働なし」「安全はすべてに優先する」とのスローガンのもと、引き続き労働災害撲滅に向けた取り組みを推進します。
(2)労働条件の維持・改善
各企業の業績等に鑑みて、労働条件の更なる改善と業種間の格差是正も視野にいれ、積極的な取り組みを展開していきます。
(3)産業政策活動の推進
産業政策活動の目的は、当該産業で働く者の雇用確保と労働条件の維持・改善をはかるために「安定した産業基盤」を築くことにあります。他部会とも連携しながら、セメント協会をはじめとする諸団体やJEC連合政策政治局の支援協力・連携のもとで取り組みます。
ジェンダー平等推進に向けた取り組み
JEC連合のジェンダー平等推進計画を踏まえ、誰もがいきいきと働くことのできる職場づくりを目指し、職場や労働組合におけるジェンダー平等やワーク・ライフ・バランスの充実に向け取り組んでいきます。
助け合う仲間づくり~部会の効率運営の推進と組織強化・拡大の取り組み
部会内の業種バランスを考慮した役員体制を確立し、加盟単組間での情報共有や調査活動の推進・充実を図ります。また、「JEC連合組織拡大2023」プロジェクトを踏まえ、情報収集を行いながら加盟単組の関係企業労組への声掛けに取り組みます。